オカダウミウシ(Vayssierea felis)
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餌:ウズマキゴカイ
本日はオカダウミウシです。証拠文献が見つからないので自信がないですが、オカダウミウシ属、どころかオカダウミウシ科でさえこの子しかいないという独立したウミウシです。1科一種ってなんかかっこいいですよね
ウミウシのほとんどは孵化後は殻のついた状態で幼生として海の中をふわふわと漂うのですがオカダウミウシは親と同じ姿で生まれる珍しいウミウシです。なので1箇所に固まってるのかも?

意外と名前を聞かないのはその生息域の浅さからなのか、小ささからなのか。磯遊びとかではよく出るウミウシ。浅場の岩をひっくり返したらビッシリついてる、、みたいなこともたまにあります。ちなみオカダウミウシのオメメは触覚のすぐ後ろ

さきほどは触覚がオレンジでしたがこっちは触覚が透明なタイプ。いろんなタイプがいます。これはもしかして卵を抱えているのかな?

そしてこちらは産卵中。先ほどまでお腹の中に履いていた卵はくるくると渦を巻いて岩に貼り付けられています。散りばめられている白いカケラはおそらく餌となるウズマキゴカイです。よく見るとカタツムリの殻みたいな形をしております
三浦半島(通年見られる通常種です)
季節:通年
レア度:★☆☆☆☆
まゆの一言
<あまりに小さい!