2022.07.31 大瀬崎

7月最終日は大瀬崎でした〜〜実は真夏の大瀬崎に潜るのは多分初めて。いっつも冬だったからな〜。海水浴場になっていて湾内が海水浴客でいっぱいになってることなど全く知りませんでした。めっちゃ人いた。湾内めんどくさいなということで今回は深場メインに先端2本！思わぬ出会いもありました

透明度：3〜20m

水温：17〜26℃

気温：33〜35℃

透明度は3〜20、水温は17（正確には16.8）〜26と透明度も水温も潜ればガツンと変わる夏の海になってきましたね〜〜。地上は分厚いスーツ着て暑いのに海は寒いという、、もはやこれはサウナ？サウナなのか？コスモを感じてきました

下に沈んで一枚目。まずはナガハナダイの雄。婚姻色はあまり出してない子でした。（なおちょっとピンボケ）婚姻色を出している子たちはもう少し上の方で水底から2mくらい離れたところをビュンビュン飛び回りながら婚姻色を出していました。というかもうアレ産卵してないか？

そして、、、、、！なんかおる！！！！何かいないかな〜〜と目を凝らしていると見つけてしまいました。アサヒハナゴイじゃないですか。キミなんで大瀬にいるんや、、？東伊豆ではたま〜に出るけど西伊豆ではほぼいないイメージでした。結構なサイズでした。成魚ではありそう。雄なのかな？婚姻色は赤い所が真っ白になるらしい。いつか見てみたいな〜

後からココモの人に聞くと意外と出るみたい。テックダイバーさん達の情報がたまに入ってくるのは嬉しいことですね

割と窒素が溜まってきたので浅瀬で窒素抜きです。ニシキベラygかな？ウミシダボケを狙えるちょうどいいところにいました。可愛い、、もう浅場は濁りすぎなのでめちゃくちゃ寄らないとかすみまくった写真にしかなりません。というかめちゃくちゃよっても霞みます。一本めはこれにて！

2本めも同じく先端ハナダイ狙い。ミナミハナダイを探すんですけどね〜〜マジでいない。いや、ほんとマジでいない。フォトストックが意外となかったサクラダイ雄を撮ります。改めて撮ると胸鰭の赤が綺麗な魚ですね、いっぱいいるからといって侮れない

今回は出物なしか、、、と思っていると発見！カナメイロウミウシ！大瀬崎先端はちびすけさんもほぼ潜らないしウミウシはいない、、と思いがちですが意外といます。ただし深い。30mを超えたあたりからちょくちょく出始めます。そしてよく見ると背景にもう1匹！

見慣れないお魚がたくさんいました。なんだろうな〜〜〜と思って後から調べてみるとホタテエソ！エソっぽくないフォルムですね。30m以深の深場種。綺麗な色なのですが背景が砂にしかならないのが悔しい。いっぱいいました

ウツボに乗っているエビを発見。撮ろうとすると跳ねて逃げられました。逃げた先は、、なんだろうなこれ。オオミナベトサカ？ではないな、、とりあえずソフトコーラルです。エビ好きの友人に聞くとハクセンアカホシカクレエビ見たい。獅子浜の深場とかにもよくいるやつですね

お化けのようなソフトコーラルにはクダゴンベさん。2〜3個体丸々と太ったやつが乗っていました。太ってるな〜〜。すっかり伊豆でも通常種ですね

そして窒素抜きのためちょっと浅場を大移動。ケラマハナダイとフタイロハナゴイがいるよ〜と聞いたのでひたすらに移動します。また遠いんだこれが。。移動中にアカオビハナダイが盛っていたのでパシャリ。しっかり婚姻色ですね〜〜。ただし透明度が悪すぎて黒抜きしかできない

ケラマハナダイ無事発見！南方のお魚っぽく青抜き爽やかに撮りたかった、、、のですが透明度の限界というものがありました。くやじい。南方種なのですがここ最近大瀬崎にもずっといるみたい。残念ながらフタイロハナゴイは見つからず、、、

そして再びの窒素抜きタイム。イトヒキベラ婚姻色がディスプレイしてました。2匹の雄同士で婚姻色をバチバチ出して高速で動きます。ストロボを当てると銀光りして侘び寂び感溢れる魚になるイトヒキベラ。透明度激悪の中ストボが当たる瞬間に翻す尾鰭のギラギラに目を奪われます

そして最後はソラスズメダイygと遊びながらダイビング終了！尾鰭と臀鰭が黄色くなるのは幼魚の時期だけなんですよね。伊豆には無限にいる魚なのですが、本当はとっても綺麗なスズメダイ。久しぶりにガッツリ撮りました。普通種もいいよね。伊豆でダイビングを始めてまず目を奪われるのはソラスズメダイとキンギョハナダイなんじゃないかな

これにてダイビング終了！いやー大瀬崎真夏に来たのは実は始めてで湾内の海水浴場化にはほんとびっくりでした。しかし先端めっちゃ楽しかったのでもうちょっと潜り込んでみようかな